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第一渡辺文録

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カテゴリー「明治新道・勝木峠」の記事一覧

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明治新道・勝木峠 その四 勝木峠の概要

さて、これから勝木峠へと入ることになりますが、勝木川の谷と府屋町大川との谷との間には碁石(ごいし)と間ノ内(まのうち)という川を挟んでおり、実際には分水嶺を三か所超えることとなります。


勝木川と碁石川の分水嶺


碁石川と間ノ内川の分水嶺


間ノ内川と府屋大川の谷との分水嶺

かつての出羽街道の間道、浜通りは勝木川と府屋大川の谷を海沿いに山越(八幡山・大崎山)とへつり渡り(間ノ内)にて越えていました。現在の国道や鉄道は隧道を以て道を繋いでいますが、この明治新道である勝木峠は一本の隧道も開鑿することなく、比較的緩斜面となる山中を敢えて通していることが特徴となります。

P5030079.JPG
ここから緩やかに標高を上げて道が山中へと入っていきます。

P5030081.JPG
ごく普通の林道のような様相ですが、明治26年に幅二間半という規格で開鑿されていったという明治新道勝木峠の始まりになります。

その五へ

明治新道・勝木峠 その一へ戻る
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明治新道・勝木峠 その三 街道の道筋

勝木村の東側入口から進みます。宿場として栄えた村は勝木川の谷筋下流にあって街道の合流点に位置する大きな村です。

P1040466.JPG
出羽三山の参詣道でもある出羽街道の筋。入口には湯殿山碑、庚申塔、地蔵尊等が集まっていました。街道の宿場らしい風景でしょう。

P1040469.JPG
かつての宿場の面影をわずかに残す村を過ぎると三又に分かれる場所があります。左(南西方向)がかつての海府浜通りへの道、真中が大正13年に開通した羽越線勝木駅までの停車場線となります。そして右(北)が明治新道勝木峠へ繋がる道です。
消雪パイプがここで直進ではなく北方へ曲げて敷設してあります。消雪パイプの敷設は昭和40年代中頃のことですので既に「一級国道7号」ではない時期になりますが、ここにかつての道筋の形跡が残っているのでしょうか。

P1040470.JPG
この先に勝木峠があります。ここから山へ向かって緩やかに登りが始まります。府屋町方面へ繋がるかつての街道はこの少し先から海側へ山裾を通って道があったようです。(現在の一般国道345号勝木バイパスの位置に相当)

P1040471.JPG
山中へ入る道。狭い道ですがこれが明治26年頃に開鑿された明治新道で昭和41年まで「国道」であった唯一の車道である勝木峠です。

その四へ

明治新道・勝木峠 その一へ戻る

明治新道・勝木峠 その二 勝木-府屋町を結ぶ荷車道

勝木川の谷と府屋大川の谷とを結ぶ街道は明治以前の街道、明治新道として開鑿された荷車道、一級国道7号改良で建設された道路、その後バイパスとして建設された現在の一般国道7号の4本の道があります。(これとは別に羽越線の2箇所の旧線と現在の路線があります)

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大正5年発行5万分の1地形図「蒲萄峠」より引用

この地形図上で海側にある道が出羽街道の間道(浜通り)で、中央を通る太線が明治新道にあたります。この新道は、新潟県によって三等県道鼠ヶ関線として指定されたもので、明治26年に開鑿されたという記録があります。その後大正9年に第10号國道として指定され、昭和27年の新道路法によって現在の番号である7号として至っています。

幅二間半という規格で新規に開鑿された新道ですが、大きな特徴としては碁石および間の内の村を経由せずに直接勝木府屋町の間を結んでいる点にあります。旧街道は徒歩道であったため、大崎山と呼ばれる山越えをしていますがこの勝木峠の新道は急勾配を避けるために山中を選んで開鑿されていったようです。

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勝木川の谷を下る現在の一般国道7号。出羽街道の間道の時代からほぼ同じ場所を通っています。

P4290033.JPG
勝木村の入口。ここから村中を通って勝木峠に向かいます。

その三へ

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