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第一渡辺文録

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カテゴリー「蒲萄峠を渡る 第二部 蒲萄峠篇」の記事一覧

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蒲萄峠を渡る 蒲萄峠篇その八 蒲萄峠の分水嶺

ようやく(狭義での)蒲萄峠の分水嶺にさしかかります。


前段の長坂峠とは異なり、峠といっても大きな分水嶺を越えるわけではなく、同じ蒲萄川の水系での峠であり、比較的起伏の無い平坦な山裾を進む蒲萄峠にとっては山路であって峠道とまでは言えない程のものでした。

P5020093_R.JPG

蒲萄の村奥に広がる農地を過ぎ、やや高度を上げに峠に向かいます。

P5020096_R.JPG
切通しが見えてきました。蒲萄峠の最高点(270m)になります。旧一級国道7号の最高地点でもありました。青森/秋田県境の矢立峠(258m)よりも若干標高が高くなります。

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新道に開鑿された直線状の切り通し。このあたりにも明治新道の面影が見えます。旧街道も同じ場所を越えていました。

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法面には石積みの擁壁が綺麗に残っています。長坂峠にも同様の法面があることからも、大正期の改修時に施されたものでしょうか。

P5020100_R.JPG
綺麗に残る苔生した石垣は、現在も法面としての機能を保っています。

P5020104_R.JPG
切通し部だけの設置のようですが、積み上げられた切石が後背の植林された杉林の土壌を支え、道を通すための構造物として存在感を出しいてます。

P5020102_R.JPG
切通しを過ぎると、すぐに下りとなり谷へと降り始めました。

P5020105_R.JPG
ここから明神川の水系となります。この先は谷筋を進むこととなります。


その九へ

蒲萄峠を渡る 第二部蒲萄峠篇その一へ


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蒲萄峠を渡る 蒲萄峠篇その七 峠と農地

蒲萄の村の農地は、集落のある谷筋の他に、山中にも広大な水田をもっていることが特徴的です。蒲萄峠自体が上り下りの無いなだらかな峠道であるように、地形的な特徴を上手く利用して道が造られています。水田は平坦且つ水利の良い場所に開けます。その場所を繋ぐように旧街道は道付けられ、明治の新道も同じ場所をなぞって開鑿されていったのでしょう。

P5020083_R.JPG
谷を回り込み、切通しを越えてほほ同じ標高が続く道。植林された杉林が現れます。

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ここにも水準点があります。この場所は260.5mで、蒲萄の村から上がってきた箇所とほとんど変わりません。

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さらに進むと、分岐点があります。右側はここからさらに上った箇所に広がる農地へと続く道となっています。
旧街道及び明治新道・旧国道は左を進みます。

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その先には平坦な場所が見えてきました。

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なだらかな場所を開墾して造られた農地が階段状に広がっています。

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僅かなものですが、山中の峠道にあって蒲萄の村の農地がありました。このように、村の農地がある以上道も生きているのです。

その八へ

蒲萄峠を渡る 第二部蒲萄峠篇その一へ


蒲萄峠を渡る 蒲萄峠篇その六 だらだらな上りが続く峠道

河東碧梧桐の紀行文『三千里』では、「だらだらな上り」と表現された蒲萄峠。その特徴どおりに、起伏の少ない箇所を選んで道が通っていたとこが地図からも見ることができます。

budou3_kasimir.jpg
蒲萄の村・蒲萄川の谷からつづら折りで標高を上げた新道は、250mから260m程度の山裾を進んでいます。難所と恐れられた蒲萄峠は実際の高低差はそれほどでもなく、起伏の少ない箇所が続いています。平坦な道を付けられる箇所を選んで峠道が造られていったのでしょう。その場所を明治の新道も踏襲していました。
(カシミール3Dより作図)

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切通しを越えて、北側に谷が現れる場所の山裾を進みます。

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谷の地形に沿って、小さな屈折を続けながら道は峠へと続きます。このあたりで標高は260m程です。

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視界が開けてきました。

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北西側には蒲萄川の谷が続き、その上部に道が通っています。

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蒲萄川が作り出す谷。その底は深く山塊を切り刻み日本海へと注ぎます。蒲萄の村より真北に谷を進む現在の一般国道7号。その旧道は街道の時代より、山裾をだらだらな上りで越える峠道でした。


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山中にあって視界の開けた峠道。

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谷を回り込む大きな屈折。山裾の平坦な場所を選んだ道が続きます。

その七へ  

蒲萄峠を渡る 第二部蒲萄峠篇その一へ

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