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第一渡辺文録

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カテゴリー「蒲萄峠を渡る 第五部 大毎峠篇」の記事一覧

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蒲萄峠を渡る 第五部 大毎峠篇 その七 路村の作りではない大毎村

大毎の村は、緩勾配の地形に大毎川が削り取る窪みの箇所に集村した村であり、街道筋の路村とはまた違った集落の形態をしています。旧出羽街道庄内通の宿場として形成された宿場村ではないことが、街道の位置関係からも見えます。

 
カシミール3D+10mメッシュ標高データより 北側からのビュー。

黄色線が旧出羽街道庄内通、赤色線が大正国道10号、一級国道7号。
旧街道は村の中心となる箇所を通っていませんでした。
どちらかと言えば国道が村中を通ってから道沿いに村の形が成り立っているようです。


村中に入ってすぐの分岐があります。左が旧街道、道幅の広い右が旧国道(大正国道10号、一級国道7号)になります。

 
自動車1台がようやく通れるか、という道幅は旧街道のものです。


大毎峠から下りてくると、大毎の村は窪んだ箇所に集村している村であることがわかります。


馬頭観音菩薩と法華石寫塔(由来不明とのこと)でしょうか。地蔵尊もあります。


峠から下る街道。


また分岐があります。直進方向が大毎の村中へ続いていました。左に折れるのが旧出羽街道庄内通です。

  
急坂を下りた先で村中を通る旧国道と交差します。

その八へ

蒲萄峠を渡る 第五部大毎峠篇 その一へ戻る
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蒲萄峠を渡る 第五部 大毎峠篇 その六 大毎村の街道と道路

大毎峠を越えて勝木川水系・大毎(おおごと)の村へと入りますが、各年代の地形図を見る限り道が通されている箇所が違っていることに気づきます。


大正5年発行1/50,000「蒲萄峠」
明治26年頃に開通なった荷車道である明治新道が二重線で描かれていますが、大毎の村中を通るものではなく西端のはずれを通っています。徒歩道としての出羽街道庄内通は東側に並行する徒小径の位置のようです。


昭和22年発行1/50,000「勝木」
大正9年に国道10号(大正国道)として「国道」となった道路が村中を通る様になっています。
いっぽうの明治新道は一旦地形図上から消滅していることから、当時の新道が幅二間半とはいえようやく荷車が通れるようなものだったのでしょう。



昭和44年発行1/50,000「勝木」
昭和41年に開通した現一般国道7号は、一旦廃道となったかつての明治新道上を通されている形のようです。


大毎峠を下り大毎の村へ続く新道。


直進方向が7号の位置であり当初の明治新道。途中で右に折れるのが大正国道10号および一級国道7号でした。


  
大毎トンネルを抜けた現7号に合流します。

 
大毎の村の西端を下る一般国道7号のルート。どうやらこの場所に明治新道が通っていたようです。

その七へ

蒲萄峠を渡る 第五部大毎峠篇 その一へ戻る

蒲萄峠を渡る 第五部 大毎峠篇 その五 勝木川水系の扇状地へ

一連の蒲萄峠、三面川水系との分水界長坂峠から、この大毎峠を越えて勝木川水系へと到達しました。


峠を過ぎ、ここからが勝木川水系の扇状地をゆるやかに下ってゆきます。視界も広く畑地も広がり、谷ではない地形条件の位置に道である峠が通された形です。


新道として切り通された峠。全体としての緩勾配が分かるでしょう。


この先右側(東側)に下りると勝木川水系大毎川の中腹に位置する大毎の宿があります。


峠から扇状地の緩斜面がずっと先、街道の交点でもあった中村(北中)の宿まで見渡せる位置です。左(西)の裾を現国道7号が緩斜面を下りながら通る格好です。


眼下に見える現国道7号大毎トンネルの位置。大毎峠の40mほど下を潜っています。


カシミール3Dより
大毎峠を越え、広義での蒲萄峠を渡ったことになります。この先車道としての道路(現一般国道7号)は勝木川を西行して下り、蒲萄山塊の北縁を回り込む形で日本海側へ出ます。


その六へ

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